ある者が「身近な人たち、自分を好意的に見てくれる人たちのためになることが幸いである」と言っていた。薄氷を踏む思いを表す言葉だが、実はこれを動機としたものは名誉への過度な欲求である。野心がそのように駆り立てるのである。自身の意思によって、自身の行動によって、自身の作品によって、自身の枠組みの中で人々が悦ぶことに満足する。その者は自己の世界内に外れることなく忠実に悦ぶ者たちから称賛と同意を渇求している。歪んだ他者への幸福願望を正当化して。ところがその者の意思に反して、もし他者の幸福を真に願うのであれば、何ら見返りを求めることはないだろう。

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